2015年6月29日月曜日

今日は食器棚とキッチンカウンターのお届けに行って参りました。幸運にも梅雨の合間の爽やかな晴れの天気を頂き「ありがたいな〜」という気持ちで行ってきました。
今回のお客様から初めてお問合せを頂いたのは1月頃でした。それから、何度か打合せを重ねて今日に至りました。始めは、「中段に電子レンジやトースターなども入る食器棚」をというご要望でした。(よくあるタイプです) 途中では、その条件を満たしたデザインで決まったんですが、最終確認の打合せでお邪魔した時に、「ん〜・・・作れるんだけど・・・何か気になるな・・・(高さや奥行きが隣のキッチンや冷蔵庫とバラバラ)」という思いがあり、細身の食器棚と、レンジを乗せるカウンター、の2品に分ける提案をさせて頂きました。もちろん、今までお客様も考えていませんでしたし、室内のレイアウトも変更するリスクがありましたが、そこからお客様とイメーイを固めて写真の2品になりました。(写真は工房内です)

今日お届けした2品の家具は、それぞれの位置でそれぞれの役割を果たしそうな感じで収まりました。お客様から頂いた「わー。ピッタリ!」の一言でホッとしました。
本当にありがとうございました。


キッチンの高さと奥行きにピッタリ合うカウンター


お気に入りの器を飾るように並べる食器棚







2015年6月23日火曜日

写真では分かりにくいかもしれませんが、「ありがとうM!」と書かれてあります。
この写真は実はテーブルの裏側。以前納めさせて頂いた「ご飯食堂 m table 」様のテーブルです。
この度、移転する事になって、今日はテーブルのお引っ越しに行って参りました。さすがに、3mの大きなテーブルなので天板と脚部を分解しなければならず、床に寝転びながらコマドメのネジを外す作業をしていました。すると、何故か手書きの文字が・・・。オーナー様に聞いた所、常連さんのお客様が書いたそうです。およそですが、もしかすると延べ1万人程のお客様がこのテーブルで食事をされたとの事。作り手としては、うれしい限りです。
今度は仙台西公園の近くで7月から「kaffe tomte」さんのお店でスタッフとテーブル共に、またお客様をお迎えする予定との事です。
これまで、このテーブルはどんなお客様のどんな会話や思いを聞いていたんでしょう・・・? 新品で納めたときは無傷でフレッシュな感じでしたが、今は少し使い込んだアジが出て来たなと感じました。このテーブルの裏側を見たお客様は殆どいないと思いますが、今日は久しぶりにテーブルに手を加えて、何となくテーブルが語りかけていたような気もしました。

2015年6月16日火曜日

入道雲と夕立。まだ6月なのに昨日は大粒の雨がザーッと。
結構入道雲のカタチが好きです。立ち上る高さに何故かワクワクします。しばし作業の手を止めて、勢い良く降る雨を眺めていました。
今年はどんな夏になるかな・・・。

2015年6月10日水曜日

板になる前の「板」
「ヤトイザネ平はぎ」と言う方法で幅の広い板を作る行程です。僕は独学なので本を読んでこの技法と名前を知りましたが、本には一から手順は記載されていなくて、完成形の図を見ただけでした。最近は、どうにか自分の方法が出来てきたかな・・・と思いますが、それでもまだまだスムーズに奇麗に作る努力は必要なわけで、日々作りながら、振り返って、工夫して、試して、その繰り返しです。

2015年6月6日土曜日

キラリ光る2点が銃弾
直径3mmくらい
(クリックで拡大表示)
 いや〜運が悪いというか運命的というか複雑な思いです。
写真は散弾銃の弾だと思われます。かつて、このウォルナットがまだ地に根を張って樹木として行きていた頃、ハンターが放った散弾銃が突き刺さってこの樹にめり込んだまま育ったんでしょうね。それが、時が経ち、木材となって遥々アメリカからこの仙台まで運ばれて来て、たまたま僕に製材の途中で摘出されたと言う・・・。自動カンナ機の刃は傷みますが、このウォルナットからは弾が取り除かれたわけで、良しとしましょう。
しかし、樹は銃弾をも受けてなお静かに生きてるだなんて、「不動」というか、「受容」というか、言葉ではうまく表現できませんが、我々人間は敵わないなという感じです。

2015年6月2日火曜日

今日、お届けいたしました「玄関用のベンチ」です。靴を履く時に座りたいというご要望でした。さらに中段には靴も幾つか乗せたいということから2段に。
今回のお客様は製作途中にも工房へお越し下さいって途中経過をご覧になっていましたが、お届けの際に完成品を見て満足していた様子でしたので、僕もホッと一安心。
さらに、今日はweb shopからご注文頂いたお客様からも、うれしいコメント(メール)を頂いて、とても励みになりました。
不思議ですね・・・。お問合せを頂くまでは知らなかったお客様と、家具を通じて歓びの交換が出来るという事。
こうしてお客様から元気を頂いてます!